退院時カンファレンス
退院後の在宅医療を担う医師と連携して、歯科診療所の歯科医師又は歯科衛生士が病院に赴いて、退院時カンファレンスの共同指導に参加。
退院後の在宅での訪問歯科診療と訪問口腔ケアに結び付けます。
歯科医療界全般として ①地域医療連携 ②介護関連職種 との連携構築が立ち遅れており、これらへの対策が急務と思われます。
またそれに関連して重要なのは、退院時のカンファレンスです。
退院後の在宅医療を担う保険医療機関と連携する歯科診療所の歯科医師またはその指示を受けた歯科衛生士が病院に赴いて共同指導に参加することです。
退院前に、入院先の病院の医師・看護師などから医療情報を提供され、在宅診療に関わる医師・看護師,薬剤師・訪問看護ステーションの看護師・理学療法士などリハビリ専門職・ケアマネジャーなどが参加してのカンファレンスが実施されることは、在宅診療に移行する上で不可欠となっています。
退院時や在宅のケアカンファレンスに、歯科医師・歯科衛生士がもっと積極的に参画し、口腔機能の維持・向上・管理についての医療情報を発信することの重要性を認識していただくことが望まれているところです。
そこで、上越歯科医師会として、歯科医師と歯科衛生士が参画しやすいような環境作りとバックアップが必要と考えました。そのために、ケアカンファレンスに参加して、発言することができるような歯科衛生士(ケアマネ有資格者)を「在宅歯科医療連携室」の職員として配置しました。
また、退院時カンファレンスを実施する病院の「地域連携センター」などや、ケアマネジャーの皆様から、歯科の参画についてご相談いただければありがたいです。